ファイアンスとは赤い（黄色っぽいものもあり）土の素地を低温で焼き上げ、白いクリームのような釉薬を施す生成方法です。
ポーセリン（磁器）とはまた一味違う魅力と存在感がありますね。
リンドベリは柔らかく控えめな素材として当時はあまり人気がなかったファイアンスに着目し、手書きの美しい色彩と斬新な造形によりその人気を復活させ、リンドベリの代表作となりました。
ハンドペイントによる花たちが1つの絵画のようです。
（↑白くなっているところは光の反射です）
生産国：スウェーデン
メーカー：GUSTAVSBERG/グスタフスベリ
デザイン：STIG LINDBERG
ペインター：マイヤ・スニス
年代：1940-1960
サイズ ：W 18.4�僉�D 20.8cm、H 5.2cm
コンディション：★★★☆☆
ファイアンス製品によくある細かなカンニュウ(釉薬表面のひびのような線）が全体に出ています。
表の周りに1箇所製造時のものと思われる薄いグリーンのペイントが付着しているところがあります（下の最後の写真参照）。
裏面はフチにわずかなチップが2箇所（下の右側の写真参照）、わずかな釉薬のハガレがあります。
高台に複数のチップ、高台フチに小さな釉薬のハガレがあります。
裏面もカンニュウが見られます。
高台のチップ以外はそれほど目立つダメージではなく、全体的にはマズマズなヴィンテージコンディションだと思います。
（↓画像をクリックすると大きな画像が見られます↓）
