スティグ・リンドベリの手によるカーニバル(カルネヴァル)シリーズ、スタジオ・ラインと呼ばれる一時代の、1958〜1962年にかけて製造されたスクエアトレイです。
こちらのシリーズは32点のアッシュトレイ、花瓶、トレイがあり、想像上の生物などが描かれています。
裏に、手作業によって製作されたものを表す『G』と手のひらのマークがあり、生産数の少ない貴重なスタジオラインの作品だとわかります。
ファイアンスとは赤い(黄色っぽいものもあり)土の素地を低温で焼き上げ、白いクリームのような釉薬を施す生成方法です。
ポーセリン(磁器)とはまた一味違う魅力と存在感がありますね。
リンドベリは柔らかく控えめな素材として当時はあまり人気がなかったファイアンスに着目し、手書きの美しい色彩と斬新な造形によりその人気を復活させ、リンドベリの代表作となりました。
生産国:スウェーデン
メーカー:GUSTAVSBERG/グスタフスベリ
デザイン:STIG LINDBERG(スティグ・リンドベリ)
シリーズ:Karneval(カーニバル、カルネヴァル)
年代:1958-1962
サイズ :W 7.7cm、D15.3cm、H1.7cm
コンディション:★★★★☆
近くで見ると多少の小さなヨゴレ、フチにわずかな凹凸や釉薬がわずかにはがれたような箇所はありますが、目立つようなカケやヒビ、シミなどなく良好なヴィンテージコンディションです。
裏のフチに多少ガサガサした箇所がありますが、製造時の物と思われます。
ハンドペイントが圧巻でオススメです。是非この機会にどうぞ。
画像で白く写っているのは光の反射です。
(↓画像をクリックすると大きな画像が見られます↓)